オリジナルTシャツにはどのような生地がいい？素材について徹底ガイド

2021年12月01日

文化祭や体育祭のようなイベント行事だったり、会社やお店で使用するユニフォームのオリジナルTシャツをはじめて注文するとき、Tシャツの種類が多すぎて「いったいどのようなTシャツを選べばいいの？」と思ったことはないでしょうか？
Tシャツの種類が多いので、素材から検討してみてもいいですね。
Tシャツの素材を知っていれば、オリジナルTシャツ選びだけではなく普段の洋服を購入する際にも役立つと思います。
そこで、今回はTシャツの素材について詳しく説明しようと思います。

Tシャツの生地によく使われる定番の「綿（コットン）」

コットン(綿)は、植物の木綿の種から取ることができます。
正しくは、「種子毛」といって、種を守るために生える白いフワフワした部分のことを指します。
綿100％は、肌触りが良く清涼感のある素材なので、Tシャツだけでなくタオルや下着などあらゆるジャンルで使われています。
高い耐久性や吸水性、保温性を持っているのも特徴です。
その一方で、吸水性は高いですが乾きにくく、また洗濯すると縮みやすいというデメリットもあります。
それでも幅広く愛される理由は、風合いや肌触りがよく、天然素材のため肌が弱い方でも着用でき、通気性・吸湿性・保湿性が高いので夏でも冬でも快適に着用できるのも綿100％の良さです。
またよく耳にする「オーガニックコットン」とは、3年以上化学肥料や農薬に頼らずに、太陽や水・大地など自然の恵みを生かして栽培し、国が定めた認証機関で世界基準をクリアできたものを「オーガニックコットン」と言います。

通気性や速乾性に優れた素材「ポリエステル」

ポリエステル100％についてですが、弊社ホームページのコラム（https://www.tmys-t.com/columns/polyester-fabric-can-be）にも掲載していますが、とにかく通気性や速乾性にとても優れた素材です。
そのほかに、たくさん洗濯しても縮み・シワ・型崩れがしずらく色落ちはかなり少ないです。
ポリエステル製のTシャツは洗濯してそのまま干しても、シワができづらいのが特徴です。
また、ポリエステルは元々UVをカットする効果を持っているので着ているだけで肌が守れます。
いいとこばかりのポリエステルですが、やはりデメリットもあります。
ポリエステル生地は、静電気を起こしやすい素材で静電気が起きると生地の劣化につながります。
静電気を抑える方法としましては、柔軟剤を使って洗濯すればある程度静電気は抑えられます。
汗をかいてもベタつかず、暑い日でも快適に着る事が出来るポリエステル100％は、お店のユニフォームやスポーツ時など汗をかくシーンで着用の場合にとてもオススメです。

綿やポリエステルなど複数の素材から作られる「混紡素材」

混紡素材とは2種類以上の質が違う繊維を組み合わせて糸を紡ぐことです。
綿とポリエステルの混合生地は通称「綿ポリ」と言われ、ベッドシーツからTシャツまで幅広く利用されておりとても万能で、混紡素材にするとそれぞれの違った素材で長所と短所を補い合い、またコスト削減にも繋がります。
「綿ポリ」素材の特徴は、綿の縮みやすく硬くづれし易いという短所をポリエステルがカバーするので、洗濯、乾燥がし易いのが特徴です。
例えば、ポリエステル65%、綿35%の割合で合成された繊維だとポリエステルの、吸収性は少ないけれどもシワになりにくい特性と綿の特性が調和し、吸収性が高くシワになりにくい素材となるのです。
この割合の素材は、着心地が良く、乾きやすく、シワになりにくいと言われています。
綿ポリと言っても素材の配合バランスにより着心地や機能性もかわってきます。

目的に合わせた素材選び

Tシャツ素材の違いについて説明しましたがいかがでしたでしょうか。
素材にはそれぞれ特性があり、生地の肌触りや機能に違いが出ます。
どの素材にもメリット、デメリットがあるので生地の特性を理解して自分の使用用途にあった素材選びをしましょう。
「オリジナルTシャツにはどのような生地がいい？」と悩んだときは、まずどんなときに着たいTシャツなのかを考えるのが失敗しないTシャツ選びの基本です。