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コラム

オリジナルスウェットを作るときには、生地の種類にも注目しよう

2020年06月02日

これからオリジナルスウェットを注文しようと考えている方は、どんなデザインにしようかとあれこれイメージしているかもしれません。オリジナルスウェットはどんなデザインにするかが大切なのですが、生地選びにこだわることも同じくらい重要です。

そこで今回はオリジナルスウェットの注文時に役立つ生地の種類を紹介します。オススメの生地素材も紹介しますので、プリントするスウェットを選ぶときの参考にしてください。

 

スウェットは汗をよく吸収する素材

スウェットという言葉は英語のsweat(汗)という単語からきています。sweatという単語には「汗をよく吸収する」という意味もあり、この意味がまさしくスウェット生地の特徴です。

スウェットはもともとコットンを平編みにした生地で、表面は滑らかなのに裏地はタオルのように起毛があり、汗を吸いやすく頑丈な生地として知られています。ただ製品によってはコットンにナイロンやポリエステルを混ぜて編み上げたものもあります。

スウェットの種類は生地の裏地で分けられる

裏パイルと裏起毛の違い

スウェット生地の表面はどんなスウェットでもそこまで大きく変わることはありません。ただ裏地によって、大きく2つの種類に分けられます。

1. 汗の吸収力に優れたスポーツ向きの「裏パイル」

裏地の種類の1つである裏パイルは、別名裏毛とも呼ばれる生地です。タオル地のことをパイル地と呼びますが、裏パイルはタオル地同様に繊維が小さな輪っかになるように編まれています。タオルと同じような編み方をしているので、吸水性に優れているのが特徴です。

部活やサークルのユニフォームとしてオリジナルスウェットをオーダーする場合は、裏パイルがオススメです。また裏パイルは編んでも生地が分厚くならないので、着膨れしてしまう心配もありません。薄手でも保湿性・保温性があるので、暖かいのも特徴です。

2. 暖かさを重視する場合にオススメの「裏起毛」

裏起毛とはスウェットの裏地の繊維を毛羽立たせた生地のことです。繊維を毛羽立たせることで生地が空気を多く含むので、柔らかい生地になります。繊維の表面も滑らかになるように均一に揃えられているので、滑らかな肌触りが特徴です。

生地が空気を多く含んでいるので、裏パイルと比べるとより保湿性が高くなります。特に秋・冬の寒い時期にはオススメの素材です。

コットン100%とポリエステルが含まれたスウェットの違い

オリジナルスウェットを製作するための製品の素材には、コットン100%のものと、ポリエステルが含まれたものがあります。

コットン100%は通気性・吸汗性に優れ肌に優しい

スウェット生地はもともとコットンで作られた生地として広まりました。さまざまな洋服やタオルの素材として使用されるコットンは、天然素材で汗をよく吸うことで知られています。通気性もよく肌に優しい素材なので、敏感肌の人でも安心して着用できるのが特徴です。

ただコットンは乾燥によって縮みやすいという特徴もあるため、洗濯の時には注意が必要になります。またコットンは乾きにくいという特徴があるため、頻繁に洗濯してすぐ乾かさなければならないようなウェアには向いていません。

ポリエステルが含まれた生地は乾きやすく型崩れしにくい

ポリエステルは化学繊維でツルツルとした表面になるのが特徴の素材です。このポリエステルは速乾性があり、コットンと一緒に混紡することでコットンの乾きにくいというデメリットをカバーできます。

同時にコットンの縮みやすさもカバーしてくれますので、頻繁に洗濯してもなかなか型崩れしない丈夫な生地に仕上がるのです。

またポリエステルだけでは吸水性が低いのですが、コットンと混ぜることで汗をしっかり吸う生地に仕上がります。どちらが良いかは好みや用途にもよりますので、どんな場面で使用するのかを考えて選ぶことをオススメします。

スウェットを選ぶときは生地の厚さにも注目

オリジナルスウェットを作るとき、スウェットの生地素材に加えて、スウェット生地の厚さにも注目してみましょう。

オリジナルスウェットを作るとき、どの製品にプリントしようかとスウェットの種類を見てみると、素材の表示に「10.0オンス」や「9.0オンス」などと書かれていることに気づくはずです。このオンスは生地の厚さを表す単位で、スウェット生地の厚さにはオンスが必ず使われます。数字が大きければ大きいほど分厚いスウェット生地です。

次の数値を参考に、ご自身の用途に応じて適切な厚さを選びましょう。
・薄手のスウェット:8オンス台
・スポーツシーンで使う/春や秋に着用する場合:9~10オンス
・冬に着用する場合:12オンス以上

部活やサークルのユニフォームとしてオリジナルスウェットを製作する場合は、分厚すぎず汗を吸収しやすいものを選ぶといいでしょう。

生地選びに迷ったら業者に相談するのもオススメ

裏地の編み方や生地の素材、生地の厚さについて説明しましたが、なかなかピンと来ない方もいらっしゃるかもしれません。ご自身でオーダーするスウェットにどんな生地が良いのかに迷ってしまったら、業者に相談することをオススメします。

オリジナルウェアを製作しているトミーズでは、さまざまなシチュエーションでオリジナルウェアを製作してきた実績があります。どんな用途で使用するか、どんな機能性を求めているかをお伝えいただければ、過去の事例からオススメの製品を紹介いたします。デザイン同様に重要なポイントですので、迷ったらお気軽にご相談ください。

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